なぜライフプランが必要なのか

ライフプランとは、どんな人生を過ごしたいかを具体化したもので、いわゆる生涯生活設計です。雇用環境や社会保障制度、家族構成の変化などで、近年その重要性が高まっています。また、個人の生き方や働き方などのライフスタイルも多様化しているのが現状です。

ライフプランを立てるには、これから先の人生の夢や目標をはっきりさせましょう。漠然と人生を過ごすより、その夢の実現に向けて事前に準備をすることができ、何をしていけばいいのかを知ることができます。プランを立てるためには、まず自分や家族のライフイベントとは関係なく、自分にとって理想の人生とはどのようなものなのかをイメージし、5年先、10年先の将来像を思い浮かべましょう。そうすることで、自分の価値観や仕事に対する考え方を知り、進みたい方向性が定まります。

そして、ライフイベントやキャリアプランをすり合わせながらプランを設計するのです。生き方や価値観は個人によって違いますが、女性は結婚や出産など転機が訪れることが少なくありません。人生のターニングポイントともいえる転機や目標に向かって行動しているときでも、考え方が変わる場合があります。

ライフプランは途中で方向転換しても構いません。ただし、自分の現在地や進んでいる方向がわかっていないと、どの方向へ転換したらよいのか迷ってしまいます。常に自分の中で優先順位をつけ、理想や目標を明確にしてプランを立てておけば、方向転換しても混乱しません。